前回 ハリウッド映画で、アメリカでもかなりの話題になった「Crazy Rich Asians」(邦題「クレイジー・リッチ!」)の概要を紹介しました。
この映画はシンガポールに住む超金持ち達の生活ぶりがテーマになっていますので、このシンガポール映画のブログ内で紹介しています。

「Crazy Rich Asians」の紹介(概要編)

この映画はほぼ全てがシンガポールマレーシアで撮影されています。今回はそれらのロケ地を詳しく紹介していきます。
ロケ地の説明の際、映画の内容も付けて説明していますので完全にネタバレになります。観る機会のある方は、観てから読むことをお薦めします。

Crazy Rich Asians_22[Warner Bros.]

ちなみに、ロケ地がらみとして、監督の Jonathan Murray Chu が解説する超金持ち Nick の実家のシーンの解説動画は面白いですよ。

 
【ロケ地の詳細説明 Part1】

本作のロケ地に関しての説明をします。基本的にマレーシアとシンガポールでの撮影となります。設定としてはシンガポールだが、実際はマレーシアで撮影されたシーンがけっこうあります。
ものによっては、設定をはっきり言ってないので、設定自体もマレーシアのものもあるかもしれません。

ここでの説明は、なるべくストーリーに沿って書いていきます。
(ちなみに、ここでの情報は主に以下の Wikipedia の情報を基に、各種 News記事なども参考にしています。URL:https://en.wikipedia.org/wiki/Crazy_Rich_Asians_(film)


ロンドンのホテル:ペナン島の Eastern & Oriental Hotel】


オープニングのシーンに Nick が子供のころのエピソードが出てきます。
Nick が子供のころ母親と親戚と一緒にロンドンに行き、知り合いの経営している高級ホテルを訪れます。フロントでスイートを予約してあると告げると、アジア人種と言うことで確認もせず、「予約はなく満室だ。チャイナタウンに君たちのぴったりのホテルがあるから行きな」と言われます。予約した夫に電話するから電話を貸してくれと言っても「外の公衆電話を使いな」と言われてしまいます。外の公衆電話で Nick の母親は夫に電話して、夫は即そのホテルを買ってしまいます。そして、オーナーとしてスイートに泊まってしまうと言うアジアンリッチなエピソード。

そのロンドンのホテルのシーンは、マレーシア  ペナン島Eastern & Oriental Hotel。とてもこのシーンに合ったゴージャスなつくりのホテルです。

http://www.eohotels.com/
Crazy Rich Asians_01




ニューヨーク大学での講義:Putrajaya にある Auditorium】


Nick の子供のころエピソードのあと、シーンは現在のニューヨーク大学にて、Rachel が経済学に関する講義を行っているシーンに移ります。
この大学内のシーンも実際はマレーシア。マレーシア Putrajaya と言う Kuala Lumpur 近くの、多くの政府機関が位置する行政都市にある講堂で撮影されたとのこと。




ニューヨークのレストラン
Platinum Park の BLVD House】


Nick が Rachel にシンガポールへ一緒に行くことをニューヨークのレストランで誘います。
このレストランは Kuala LumpurPlatinum Park にある Naza Tower 内のレストランです。レストランの名前は BLVD House で、とてもおしゃれなニューヨーク風のレストランですよね。

Crazy Rich Asians_03[Warner Bros.]

http://www.blvdhouse.com/
Crazy Rich Asians_02




Pacific Asean Airlines:Malaysia International Exhibition & Convention Centre】


Nick と Rachel はニューヨークからシンガポールのフライトを Pacific Asean Airlines と言う架空の航空会社を使います。金持ち感がなく気取らない Nick が予約していたらエコノミークラスをとっていたのだと思います。Rachel も当然エコノミー席に乗る気でいたようです。しかし、Nick が Rachel をシンガポールへ連れていくことを聞き出した Nick の母親がかなりグレードの高そうなファーストクラスを用意してしまいます。ここで Rachel は Nick が実は金持ちだと知ります。

その架空のエアライン内の映像はマレーシアSerdang にある Malaysia International Exhibition & Convention Centre と言う場所で撮影されています。

Crazy Rich Asians_04[Warner Bros.]

Crazy Rich Asians_05[Warner Bros.]


ちなみに、この架空の「Pacific Asean Airlines」に関して。制作サイドは、最初に世界で顧客満足度トップレベルの Singapore Airlines に打診したそうです。しかし、Singapore Airlines 側はこの映画がどのように航空会社を描くかはっきり分からず断ったとのこと。作品を観ると Singapore Airlines は断る必要がなかった気がしますが。


Nick の母親の Bible勉強会:Kuala Lumpur の Be-landa House】


Nick が Rachel をシンガポール旅行に誘っている際、Nick を知っている女性がそれを目撃します。そして彼女は、Nick が Rachel をシンガポールに連れて行くと言う噂をSNSで流してしまいます。
その情報は瞬く間に世界中へ拡散され、直ぐに Nick の母親の元に情報が入ります。その際に、Nick の母親達は自然豊かで景色のきれいな場所で Bibleの勉強会を行っていました。

そのシーンが、Kuala LumpurBe-landa House。35度の険しい傾斜に建つ Private Residence だそうです。森の中の巨木の上の別荘と言った感じが、超金持ちの別荘のイメージにぴったりですね。

Crazy Rich Asians_06[Warner Bros.]

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RachelとNickシンガポールに到着:チャンギ国際空港】

Rachel と Nick がチャンギ国際空港に着いて、Nick の親友 Colin とその彼女 Araminta(Nick がシンガポールに来た一番の目的は彼らの結婚式に参加)が出迎えます。
このシーンはもちろんチャンギ空港での撮影で、特に説明の必要はないですね。


Rachel、Nick、親友とでDinner:Newton Food Centre】

Rachel と Nick がシンガポールに到着後、出迎えてくれた親友と共に4人で夕食を食べに行ったのが、ホーカーセンターとしてはけっこう大規模で、とても有名な Newton Food Centre です。MRT Newton駅近くにあり、比較的シーフードが充実しているホーカーセンターです。

映画のタイトルからしてものすごい高級レストランばかり出てくるかと思いきや、若者通しの親友だけで食べに行くところとして、庶民が良く利用するホーカーに行くところがとても好感がもてますね。Nickの大金持ち感を出してないところがかっこ良いです。

Crazy Rich Asians_09[Warner Bros.]

Crazy Rich Asians_10

ホーカーはいろいろな種類のローカルフードを安く手軽に食べられます。シンガポール旅行に来る方々はレストランだけでなくぜひホーカーも試してみてください。




長くなってきましたので、つづきは ロケ地 詳細編Part2で。


「Crazy Rich Asians」の紹介(ロケ地 詳細編 Part2)



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