2月28日(木)の夕方7時から行われた「Asia VR Meetup x Pixel」と言う VR/AR 関連の Meetup イベントに参加してきました。100人近く、シンガポールの VR/AR関係者が参加していました。けっこう良いセッションもあり有意義なイベント参加でした。
今回はそのイベントのレポートをします。

【主催者と開催場所】
主催者:Asia VR Association – Singapore Virtual Reality Meetup Group
Dr. Elke E Reinhuber
(NTU(Nanyang Technological University)の教授)
【各セッションの詳細】
「教育分野へのMR導入経験から得た気づきのシェア:Terence Loo」
Educationのエリアで HoloLens を使用した MR での教材を既にいくつも開発しているベンチャー Serl.io の CEOを務める Terence Looが行ったセッションです。

私は今回のイベントで彼のセッションが一番興味深かったです。自分が ARの教育分野への適用に とても興味があるのもそうですが、この数日前にニュースサイトに載っていた この会社の最近の事例をちょうど目にしていたからです。
そのニュースに関しては、先日 本ブログでも紹介しました。
【 MicrosoftのHoloLensをシンガポールの学校が放射能汚染を理解する授業で使用 】
ニュースでは Serl.ioがシンガポールの高校(Crescent Girls High School)に提供したMRの事例が紹介されています。これは、Microsoftの HoloLensを使用してエコロジストが原子力発電所周りで行うフィールドワークをヴァーチャルで体験することができる 生物の授業の教材となります。
いきなりこの件の映像と話しを聞けるとは思っていませんでした。

デモは無かったですが、映像は見せてもらえました。Technicalな部分や UIなんかはだいたい想像していたような感じでした。
しかし彼の話で興味深かったのは、50分の授業のなかでどのようにこの MRを取り込んでいくかの検討に苦労したということ。要は、この原子力発電所周りでの放射能が植物や動物にどのように影響するかを学ぶ授業全体のプロセスを考えているのですね。
体験前にグループでフィールドワークや分析の計画を立て、ヴァーチャルのフィールドワークを行い、その後何を発見したかをレポートすると言うような授業の流れも含めてパッケージ化しているそうです。
この後彼からシェアされた、本件以外にも他の教育分野のMRを開発して得た気づきがほんと興味深いです。

そしてこのスライドの内容を、説明の内容も少し含めながら日本語化してみました。

今回はこのへんで。他のセッションの詳細レポートは また後日紹介します。
今回はそのイベントのレポートをします。

【主催者と開催場所】
主催者:Asia VR Association – Singapore Virtual Reality Meetup Group
ネット上では1716人ものメンバがいる Meetup Groupです。このグループがイベントをやるとけっこうな人数が集まります。不定期的に VR/AR関連の Meetupイベントをシンガポールで行っています。

開催されたエリア:One North
シンガポールの中心にあるシティからは少し離れた場所で、少し西側に位置します。Tech系のスタートアップ企業が多く集まるエリアです。
ゲーム会社で言うとインディゲームの会社も大手のゲーム会社もこの周りにいっぱいあります。日本の大手ゲーム会社もこの周りに拠点を置いています。ちなみに、日本の多くの会社のシンガポール支社はたいていシティの周りにあります。
開催場所:Pixel Building
シンガポール政府の IMDA により Infocomm-Media 分野の開発支援のために設立された施設。多くの小規模なスタートアップ起業が入居しており、イベントを行う共用スペースなども完備しています。VR/AR、ゲーム関連以外でも多くの High-Tech系のイベントをよくやっています。
<画像>


開催されたエリア:One North
シンガポールの中心にあるシティからは少し離れた場所で、少し西側に位置します。Tech系のスタートアップ企業が多く集まるエリアです。
ゲーム会社で言うとインディゲームの会社も大手のゲーム会社もこの周りにいっぱいあります。日本の大手ゲーム会社もこの周りに拠点を置いています。ちなみに、日本の多くの会社のシンガポール支社はたいていシティの周りにあります。
開催場所:Pixel Building
シンガポール政府の IMDA により Infocomm-Media 分野の開発支援のために設立された施設。多くの小規模なスタートアップ起業が入居しており、イベントを行う共用スペースなども完備しています。VR/AR、ゲーム関連以外でも多くの High-Tech系のイベントをよくやっています。
<画像>

【セッション】
IMDA
(Infocomm Media Development Authority:情報・通信・メディアの開発を担当しているシンガポール政府組織)
(Infocomm Media Development Authority:情報・通信・メディアの開発を担当しているシンガポール政府組織)
IMDAの Media Techに関する今後の方針の説明と、会場になった Pixelの活動内容を紹介。
Dr. Pierre-Yves Layffont
(AR/VR/MR のヘッドセットを開発しているシンガポールのベンチャー Lemnis Technologies のCEO)
(AR/VR/MR のヘッドセットを開発しているシンガポールのベンチャー Lemnis Technologies のCEO)
ヘッドセットの基本理論と、Lemnis Technologies の開発しているヘッドセットの特徴について説明。
Dr. Elke E Reinhuber
(NTU(Nanyang Technological University)の教授)
NTUの Yunan Gardenを 360 Videoで撮影して VRの庭園を作成するプロジェクトで経験した知見のシェア。
Terence Loo
(教育分野にHoloLensを使用したMRタイトルを開発している Serl.io のCEO)
(教育分野にHoloLensを使用したMRタイトルを開発している Serl.io のCEO)
先日ニュースで報じられていた Serl.ioがシンガポールの高校に導入したMRタイトルの話と、これまで多くの教育分野のMRタイトルを開発して得た気づきのシェア。
【各セッションの詳細】
「教育分野へのMR導入経験から得た気づきのシェア:Terence Loo」
Educationのエリアで HoloLens を使用した MR での教材を既にいくつも開発しているベンチャー Serl.io の CEOを務める Terence Looが行ったセッションです。

私は今回のイベントで彼のセッションが一番興味深かったです。自分が ARの教育分野への適用に とても興味があるのもそうですが、この数日前にニュースサイトに載っていた この会社の最近の事例をちょうど目にしていたからです。
そのニュースに関しては、先日 本ブログでも紹介しました。
【 MicrosoftのHoloLensをシンガポールの学校が放射能汚染を理解する授業で使用 】
ニュースでは Serl.ioがシンガポールの高校(Crescent Girls High School)に提供したMRの事例が紹介されています。これは、Microsoftの HoloLensを使用してエコロジストが原子力発電所周りで行うフィールドワークをヴァーチャルで体験することができる 生物の授業の教材となります。
いきなりこの件の映像と話しを聞けるとは思っていませんでした。

デモは無かったですが、映像は見せてもらえました。Technicalな部分や UIなんかはだいたい想像していたような感じでした。
しかし彼の話で興味深かったのは、50分の授業のなかでどのようにこの MRを取り込んでいくかの検討に苦労したということ。要は、この原子力発電所周りでの放射能が植物や動物にどのように影響するかを学ぶ授業全体のプロセスを考えているのですね。
体験前にグループでフィールドワークや分析の計画を立て、ヴァーチャルのフィールドワークを行い、その後何を発見したかをレポートすると言うような授業の流れも含めてパッケージ化しているそうです。
この後彼からシェアされた、本件以外にも他の教育分野のMRを開発して得た気づきがほんと興味深いです。

そしてこのスライドの内容を、説明の内容も少し含めながら日本語化してみました。

今回はこのへんで。他のセッションの詳細レポートは また後日紹介します。
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