3月28日の午後にシンガポールにある Facebook APAC のオフィスで行われたSpark AR day - Southeast Asiaに参加してきました。前回、その前半の参加レポートを書きました。今回はその後半の参加レポートとなります。(前回の記事は以下より)

Facebook「Spark AR day - Southeast Asia」参加レポート Part.1

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前回、【① Spark ARの特徴について】について紹介しました。今回は ②より。


【② ARビジネスの事例紹介】
まず登壇したのは、Dude Studios でアートディレクターを務める Engene Soh。彼だけ Facebookの中の人ではないようです。ARビジネスの事例として、彼が Dude Studiosで手掛けた AR(VRも含む)の作品を紹介してくれました。(明言してない(聞きもらしただけかも)ですが、たぶんSpark ARは使ってないかと思います。)

まず、ARのアート作品を紹介してくれました。
展示したアート作品をスマホのカメラを通してみると、2次元の作品が3Dのように展開して動き出す作品。アジア各国で展示したそうです。
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イベントキャラクターを使用して、イベント絡めたミニゲーム
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彫刻のアート作品にかざすと、オブジェクトを認識して別のアート作品が現れるもの。シンガポールの現首相のリー・シェンロンさんも試したようですね。
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これは VRの福祉への利用例ですが、体が不自由なお年寄りの方々の痴呆症やうつ防止のために、VRで新たな体験ができるようになるとのこと。
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【③ Spark ARを用いたブランドの築き方】

次は、Facebook Manager, Partner Engineer である Emmanual Lusinchl が登壇。彼は、Spark AR を用いたブランドの築き方について紹介しました。

まず、Spark AR の実行プラットフォームとなる、Facebook のユーザと Instagram のユーザを分析。
Facebook:友達と繋がり、一緒に楽しみたい。新たな製品や経験を知りたい。
Instagram:自分の注目している人と繋がり、文化や流行に参加したい。自分をよく見せたり、信頼を得たい。

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これらのユーザに向けたARのサービスとして、Communicationを進化させるサービスShoppingを進化させるサービスなんかが考えられると。
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また、AR Adsも。これは、消費者には製品の体験や楽しい経験ができ 友達とも体験の共有ができるメリットがあり、広告主には Conversion Rate を上げたり、返品率を下げたりと、両者に大きなメリットがあると説明。
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そして、いくつか事例を紹介。まず、会社名忘れましたが、ニュースメディアが行ったキャンペーン。自分がキャスターとして自分のストーリーを語ったものが、自動でニュースのような形になるとのこと。
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こちらは、いろいろなバックを持ってみた映像をみて試すもの。(これは店頭でARを使う意味ないような…。)
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LGの新製品のプロモーションで、消費者から募集した洗濯をして失敗した事例を 店頭でARを用いてMuseum形式で見て楽しみ、新製品を使うとそんな失敗は起きないよと言うもの。
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こちらは、GUCCI や DISNEY のイメージキャンペーン。
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そして、広告・プロモーション用のミニゲーム。
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今回はこの辺にして、次回本イベントの最終パートをレポートします。

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