今回は かなり記事の投稿が遅れましたが、3月16日から3月22日にアメリカ サンフランシスコで行われたGDC2019 (Game Development Conference) の Unity Keynote に関しての紹介をします。
(Unite、GDC等、Unity の Keynote に関しては毎回まとめ記事を書いているので。)
GDCは毎年基本的にアメリカで行われる世界最大規模のゲーム開発者向けのイベントです。ユーザー向けではなく開発者向けなので、ゲームの新作発表より新技術や 開発者向け新サービスの発表なんかが多く行われます。
当然、Unityはゲーム開発者向けのツールなのでそこで Keynote や Session が行われるわけです。
(動画より)
この当日の Unity Keynote の模様はライブストリーミングされ、現在は以下の Youtube からその動画を観ることができます。
今回は、みなさんの関心のある部分を直接見られるように、この動画をベースに何分のところから次のトピックが始まるかを示しながら、当日行われたスピーチの順番で内容紹介をしていきます。
(動画より)
【0:23:30:CEOによるオープニングスピーチ】
まず現れたのは、Unity CEOである John Riccitiello。Made with Unity の映像を挟んで、いつも通りUnityの理念と数字の話が語られます。
モバイルゲームの TOP1000のうち 45%が Made with Unity。PC、コンソールゲームの TOP20のうち 33%が Made with Unity。iOS, Androidゲームの TOP10のうち 70%が Made with Unity と。
(動画より)
そして、今回 Unityが開発者へ提供している3つの Supportを紹介。Create、Operate、Monetize について。
Create:今まではモバイルのベスト開発環境だったが、Data Oriented Technology Stack により PCや Consoleに対しても今後ベストな開発環境となっていく。
Operate:Google Cloud Platform と組んで提供する拡張性抜群の Multiplayer の環境と共に、Voice、Text Chat のプラットフォームを提供する VIVOXを Unityに取り込み それらの開発環境も提供していく。
また、中国でのゲームの提供環境として Tencent Cloud とパートナーシップを結び2019年後半から提供開始とも発表されました。
Monetize:Unity Ads が紹介されました。既に Unity Ads は Google, Facebook に次いで3番目に大きな Video Ads Network で、fortnight の epic も使っているとのこと。Unity Ads で17億のデバイスにリーチでき、毎月105億の Ads が表示されているとのこと。
(動画より)
【0:37:40:Unityで開発された「Call of Duty mobile」の紹介】
ゲーム「Call of Duty」で有名な Activision の Vice President である Chris Plummer が登壇。彼から「Call of Duty mobile」がアナウンスされ、それが Unity で作成されたことが紹介されました。彼らはその Mobile版作成を Tencent と組んで行ったと言うことで、Tencentのエンジニア(Shasow Ghoul)が Unity Editor を操作してデモを行いました。
(動画より)
この「Call of Duty mobile」はComing Soonで、この当日より Pre Registration を始めるとアナウンスしていました。
【0:43:40:ゲームシステムの共通コンポーネント Game Foundation】
次に、Director of Product Management の Stephen Sullivan からゲームを開発する際に共通的に必要となるゲームシステムについて解説。通常 Inventory Currency Management, Virtual Stores, Player Progress なんかはどれも似たようなシステムだが毎回開発する必要がある。
(動画より)
そこで、Unityはゲームシステムを作る共通コンポーネントとして「Game Foundation」を開発。これは今年第2四半期よりベータ版をリリースするとのこと。
そのモバイル版 MEGALITH の詳細説明を DISRUPTIVE GAMES の Jed Melnik といつもお馴染みの Lucas Meijer (Unity Technical Director) が解説。
(動画より)
美しいグラフィックが特徴的な MEGALITH を LWRP と Shader Graph でモバイル版に移植したものを Unity Editor上で説明。
Lighting と Performance が重要で 以前は Pre-Bakingしていたが、LWRP では Dynamic にできるようになったとのこと。以前は Artist と Engineer が協力して時間をかけてやっていたが、Shader Graph を使って1人の Artist だけで作ったと紹介。LWRP なのでハイエンドモバイルでなくても動くとのこと。
(Unite、GDC等、Unity の Keynote に関しては毎回まとめ記事を書いているので。)
GDCは毎年基本的にアメリカで行われる世界最大規模のゲーム開発者向けのイベントです。ユーザー向けではなく開発者向けなので、ゲームの新作発表より新技術や 開発者向け新サービスの発表なんかが多く行われます。
当然、Unityはゲーム開発者向けのツールなのでそこで Keynote や Session が行われるわけです。

この当日の Unity Keynote の模様はライブストリーミングされ、現在は以下の Youtube からその動画を観ることができます。
今回は、みなさんの関心のある部分を直接見られるように、この動画をベースに何分のところから次のトピックが始まるかを示しながら、当日行われたスピーチの順番で内容紹介をしていきます。
【0:00:00:Keynoteスタート前のPreshow】
最近の Unity の Keynote ではお馴染みですが、今回も Keynote の前に Preshow と言うものがありました。毎回同じ Technical Evangelist の Liz Mercuri と、Product Manager の Will Goldstone が司会です。今回の Keynote や Session の注目点なんかが解説されました。
(動画より)
その中で大きな注目点として ARの話が出て、Made of Unity の ARゲームをビデオで紹介。以下のゲームが紹介されてました。
Angry Birds Isle of Pigs, Tonandi, Wonderscope, Beat Saber, Runnin’, TendAR, Superhot, Sandbox VR, The Dial, Dr.G, Jurassic World Alive, Lambchild Superstar, Transpose
最近の Unity の Keynote ではお馴染みですが、今回も Keynote の前に Preshow と言うものがありました。毎回同じ Technical Evangelist の Liz Mercuri と、Product Manager の Will Goldstone が司会です。今回の Keynote や Session の注目点なんかが解説されました。

その中で大きな注目点として ARの話が出て、Made of Unity の ARゲームをビデオで紹介。以下のゲームが紹介されてました。
Angry Birds Isle of Pigs, Tonandi, Wonderscope, Beat Saber, Runnin’, TendAR, Superhot, Sandbox VR, The Dial, Dr.G, Jurassic World Alive, Lambchild Superstar, Transpose

【0:23:30:CEOによるオープニングスピーチ】
まず現れたのは、Unity CEOである John Riccitiello。Made with Unity の映像を挟んで、いつも通りUnityの理念と数字の話が語られます。
モバイルゲームの TOP1000のうち 45%が Made with Unity。PC、コンソールゲームの TOP20のうち 33%が Made with Unity。iOS, Androidゲームの TOP10のうち 70%が Made with Unity と。

そして、今回 Unityが開発者へ提供している3つの Supportを紹介。Create、Operate、Monetize について。
Create:今まではモバイルのベスト開発環境だったが、Data Oriented Technology Stack により PCや Consoleに対しても今後ベストな開発環境となっていく。
Operate:Google Cloud Platform と組んで提供する拡張性抜群の Multiplayer の環境と共に、Voice、Text Chat のプラットフォームを提供する VIVOXを Unityに取り込み それらの開発環境も提供していく。
また、中国でのゲームの提供環境として Tencent Cloud とパートナーシップを結び2019年後半から提供開始とも発表されました。
Monetize:Unity Ads が紹介されました。既に Unity Ads は Google, Facebook に次いで3番目に大きな Video Ads Network で、fortnight の epic も使っているとのこと。Unity Ads で17億のデバイスにリーチでき、毎月105億の Ads が表示されているとのこと。

【0:37:40:Unityで開発された「Call of Duty mobile」の紹介】
ゲーム「Call of Duty」で有名な Activision の Vice President である Chris Plummer が登壇。彼から「Call of Duty mobile」がアナウンスされ、それが Unity で作成されたことが紹介されました。彼らはその Mobile版作成を Tencent と組んで行ったと言うことで、Tencentのエンジニア(Shasow Ghoul)が Unity Editor を操作してデモを行いました。

この「Call of Duty mobile」はComing Soonで、この当日より Pre Registration を始めるとアナウンスしていました。
【0:43:40:ゲームシステムの共通コンポーネント Game Foundation】
次に、Director of Product Management の Stephen Sullivan からゲームを開発する際に共通的に必要となるゲームシステムについて解説。通常 Inventory Currency Management, Virtual Stores, Player Progress なんかはどれも似たようなシステムだが毎回開発する必要がある。

そこで、Unityはゲームシステムを作る共通コンポーネントとして「Game Foundation」を開発。これは今年第2四半期よりベータ版をリリースするとのこと。
【0:47:20:LWRPのリリースと先行事例の紹介】
Graphic Product Manager の Arisa Scott から昨年 Preview版として発表したモバイルに最適な LWRP (Lightweight Render Pipeline)が遂に Unity2019.1 で製品版としてリリースされると発表されました。
(動画より)
続いて、DISRUPTIVE GAMES の Co-founder である Jake Biegel が登壇して、今年最初にMEGALITH:PS VR をリリースしたが、 Unityからモバイルデモを作らないかと話があったことを紹介。そこで、GDCのデモのため Unityの LWRP と強力なツールを用いて数週間で完成させたとのこと。
Graphic Product Manager の Arisa Scott から昨年 Preview版として発表したモバイルに最適な LWRP (Lightweight Render Pipeline)が遂に Unity2019.1 で製品版としてリリースされると発表されました。

続いて、DISRUPTIVE GAMES の Co-founder である Jake Biegel が登壇して、今年最初にMEGALITH:PS VR をリリースしたが、 Unityからモバイルデモを作らないかと話があったことを紹介。そこで、GDCのデモのため Unityの LWRP と強力なツールを用いて数週間で完成させたとのこと。
そのモバイル版 MEGALITH の詳細説明を DISRUPTIVE GAMES の Jed Melnik といつもお馴染みの Lucas Meijer (Unity Technical Director) が解説。

美しいグラフィックが特徴的な MEGALITH を LWRP と Shader Graph でモバイル版に移植したものを Unity Editor上で説明。
Lighting と Performance が重要で 以前は Pre-Bakingしていたが、LWRP では Dynamic にできるようになったとのこと。以前は Artist と Engineer が協力して時間をかけてやっていたが、Shader Graph を使って1人の Artist だけで作ったと紹介。LWRP なのでハイエンドモバイルでなくても動くとのこと。
【0:54:00:LWRPの先行事例の紹介2とShader Graphのリリース】
また、他の LWRP の先行事例として Glu Mobile で Sr Software Engineer を務める Kevin Somers が LWRP を用いて開発された Disney の「SORCERER’S ARENA」が Coming Soon であることをアナウンス。
(動画より)
この「SORCERER’S ARENA」は Disnyキャラクターでチームを組んで、Battle Field で魔法や武器を駆使して戦う Strategicゲームで LWRP を使用。特に Shader Graph を用いたことにより Artist自身が簡単に柔軟に開発できたと紹介。
その後、Franz Mendonsa (Sr. VFX Artist, Glu Mobile) と、再度 Lucas Meijer (Unity Technical Director) が現れ、Shader Graph のデモを実施。Shader Graphで作ったというDisneyキャラのアニメーションを、簡単に別のイメージに変えていました。
(動画より)
そして、Shader Graph は Available Nowとのアナウンスが同時に行われました。
また、他の LWRP の先行事例として Glu Mobile で Sr Software Engineer を務める Kevin Somers が LWRP を用いて開発された Disney の「SORCERER’S ARENA」が Coming Soon であることをアナウンス。

この「SORCERER’S ARENA」は Disnyキャラクターでチームを組んで、Battle Field で魔法や武器を駆使して戦う Strategicゲームで LWRP を使用。特に Shader Graph を用いたことにより Artist自身が簡単に柔軟に開発できたと紹介。
その後、Franz Mendonsa (Sr. VFX Artist, Glu Mobile) と、再度 Lucas Meijer (Unity Technical Director) が現れ、Shader Graph のデモを実施。Shader Graphで作ったというDisneyキャラのアニメーションを、簡単に別のイメージに変えていました。

そして、Shader Graph は Available Nowとのアナウンスが同時に行われました。
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