最近アプリを 64ビット対応してGoogle Play に再アップロードしようとしたら、以下のような警告がでました。

APKが最適化されていませんとのこと。

APK最適化_01

APK最適化_02

そこに書いてある解決策、ファイル形式を APK でなく AAB(Android App Bundle)を使いなさいとのこと。
今回は、このAAB形式のファイルの作成法をご紹介します。
本件の元記事は Unityブログの以下の記事となります。

https://blogs.unity3d.com/jp/2018/10/03/support-for-android-app-bundle-aab-in-unity-2018-3-beta/


【AABとは】

今まで、Google Playからリリースする Android用アプリのファイル形式は APK が使われていました。
しかし、昨今アプリのファイルサイズが肥大化しており、ダウンロード時間や端末ストレージの消費に関する問題が発生してきました。

その解決法が、APKと違い使用されないコードやリソースを送らない形でファイルサイズを最適化したAAB(Android App Bundle)ファイル形式 となります。

この AABファイル形式の Android用実行ファイルは Unity2018.3 から作成することができます。
ちなみに、AABのビルドはかなり時間がかかるので、開発時は APK形式で開発を進め、最後に AAB形式にするのが良いようです。


【設定法】

まず、Unity 2018.3 以降を使用していることが前提となります。

では、設定ですが、まず Unity Editor メニューの以下から、Build Settings 画面を開きます。

File > Build Settings...
APK最適化_03

「Build App Bundle(Google Play)」をチェックします。
(Build System は「Gradle」で。)
APK最適化_04

そして、Buildをクリックするとファイル名入力ウィンドが立ち上がりますので、ファイル名を入力して「Save」ボタン押下で AABファイルのビルドが始まります。
APK最適化_05

これだけです。

私の場合、元の APK形式が 81.7MBだったものが、AAB形式にしたら 59.7~61.0MB と言う大きさになりました。
APK最適化_06


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