前回、AAB(Android App Bundle)ファイル形式の Android用実行ファイルの作成法を紹介しました。この AABファイルでファイル容量が APK形式に比べて小さくすることができます。
【APKの最適化対応:UnityでAAB形式の作成】
【APKの最適化対応:UnityでAAB形式の作成】
そして、その AAB ファイルを Google Play Console から APK の時のように普通にアップロードしようとすると。。。
「Android App Bundleをアップロードするには、Google Playアプリ署名に登録している必要があります。」と言われて、アップロードできません。
今回は、その対応策をご紹介いたします。
Google Play Console 上での説明をみると以下のように書かれています。
AAB を使用するには、Google Play でアプリ署名鍵を管理する必要があります。
手段として以下の3つがあります。
1.Android Studio からエクスポートした鍵をアップロードする
2.Java Keystore から鍵をエクスポートしてアップロードする
3.鍵をエクスポートしてアップロードする(Java KeyStore は使用しない)
AAB を使用するには、Google Play でアプリ署名鍵を管理する必要があります。
手段として以下の3つがあります。
1.Android Studio からエクスポートした鍵をアップロードする
2.Java Keystore から鍵をエクスポートしてアップロードする
3.鍵をエクスポートしてアップロードする(Java KeyStore は使用しない)
ここでは、2.の「Java Keystore から鍵をエクスポートしてアップロードする」での作業手順 を紹介いたします。
【手順】
1.UnityでKeystoreの作成(オプション)
2.PEPKツールのダウンロード
3.PEPKツールの実行
4.アプリ署名の秘密鍵のアップロード
【1.UnityでKeystoreの作成(オプション)】
(既に Keystore 作成済みの場合は、スキップして次の 2.の工程に進んで下さい。)
まず Unity Editor メニューの以下から、Build Settings 画面を開きます。
File > Build Settings...
「Player Settings...」をクリックして、Player Settings スクリーンを開きます。
Player Settings の Publishing Settings で、「Create a new keystore…」をチェック して、「Browse Keystore」ボタンをクリック。
ファイル名の入力ウィンドが開くので、新しい Keystoreファイル名を入力して「Save」ボタンをクリック。
Keystore のパスワードを「Keystore password」と「Confirm keystore password」に入力する。
次に、Aliasのプルダウンから「Create a new key」をクリック。
Key Creation のウィンドが開くので、各項目を入力する。
(最低「Alias」(Key名)、「Password」(パスワード)、「Confirm」(確認Keyパスワード)、「Validity(years)」(有効年数)、「First and Last Name」(作成者)を入力する。)
そして、「Create Key」ボタンをクリック。
Alias のプルダウンから今作成した Keyを選択します。
Key のパスワードを入力して、ビルドを行います。
ファイル名の入力ウィンドが開くので、新しい Keystoreファイル名を入力して「Save」ボタンをクリック。
Keystore のパスワードを「Keystore password」と「Confirm keystore password」に入力する。
次に、Aliasのプルダウンから「Create a new key」をクリック。
Key Creation のウィンドが開くので、各項目を入力する。
(最低「Alias」(Key名)、「Password」(パスワード)、「Confirm」(確認Keyパスワード)、「Validity(years)」(有効年数)、「First and Last Name」(作成者)を入力する。)
そして、「Create Key」ボタンをクリック。
Alias のプルダウンから今作成した Keyを選択します。
Key のパスワードを入力して、ビルドを行います。
【2.PEPKツールのダウンロード】
Google Play Console で「アプリの署名」画面を以下から表示させます。
リリース管理 > アプリの署名
「下記のいずれかのオプションを選択して今すぐオプトインしてください」の下にある「Java Keystoreから鍵をエクスポートしてアップロードする」をチェックします。
すると この項目が展開され、設定手順が現れます。
この画面上の1.にあるように、「PEPKツール」ボタンをクリックして、PEPK(Play Encrypt Private Key)ツールをダウンロードします。
(PEPKツール:秘密鍵を Java Keystore からエクスポートして、Google Play への送信前に暗号化するためのツール。)
Google Play Console で「アプリの署名」画面を以下から表示させます。
リリース管理 > アプリの署名
「下記のいずれかのオプションを選択して今すぐオプトインしてください」の下にある「Java Keystoreから鍵をエクスポートしてアップロードする」をチェックします。
すると この項目が展開され、設定手順が現れます。
この画面上の1.にあるように、「PEPKツール」ボタンをクリックして、PEPK(Play Encrypt Private Key)ツールをダウンロードします。
(PEPKツール:秘密鍵を Java Keystore からエクスポートして、Google Play への送信前に暗号化するためのツール。)
まだ、もう少し先が長いので、今回はここまでとして、次回続きをお伝えします。
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