先月 10月1日-2日に Sheraton Towers Singapore で行われた Unity Singapore 主催の Unite Singapore 2019 。こちらに参加してきました。

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Unite はゲームエンジン Unityが世界各地で行う大規模なイベント。Unityに関する技術的なセッションや、使用事例に関するセッションがたくさん行われます。

この前の週に東京で Unite Tokyo が行われましたが、シンガポールからは参加できませんでした。
(Unite Tokyo 2019 の Keynote は動画で公開されており、それを元に内容を記事にしました。Unite Tokyo 2019:「Keynote」 Part 1

今回はこの参加した Unite Singapore 2019 の Keynote の内容に関して記事にしました。
(各国の Unite は基本的にアメリカ、ヨーロッパで行われた基本部分をフォローして、その国・地域の活動を追加するような形になっています。Unite Tokyo では Unity Japan が積極的に行っている日本の活動が多々紹介されていますが、Singapore はそれがありません。ですので、基本的に本記事は先に書いた Unite Tokyo の記事をコピーしています。実際に登壇者のスピーチもスライドもデモも完全に一緒なので。)

【Made with Unity 映像】

まずはオープニングとして、Made with Unity の映像が流れました。Unite Tokyo で流された全部日本製のゲームの映像です。
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【オープニングスピーチ】

まず毎年同じですが、Business Development Lead, SEA の Joyce Law からのオープニングスピーチです。東京では大前さんが行ったパートです。
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15年前のコペンハーゲン、ガレージの1室で Unityの最初の1行が書かれた と言う話。
(これだけ大規模なゲーム開発エコシステムなのに、15年しか経ってないのか と改めて驚きました。)

恒例の数字の話は少なめで、Real Time 3D (RT3D) の話がメイン。
まず、ゲーム産業は黄金時代であり規模は年間1500億ドルであり、映画、音楽産業を抜き去り最も大きなエンターテインメント産業に成長した。技術の進歩がゲーム業界をより上のステージに引き上げると。
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そして、ゲーム産業は他の業界を抜き去るだけでなく、RT3Dの面で他の業界を取り込もうとしている。10年前は音楽・映画産業を背中を見上げる存在であったが、今はその他の産業も含めて、助けてほしいと言われる存在。
RT3Dに精通することは、他の産業の変革者にもなれる。このRT3Dの革命を用いて、我々のクリエイティビティの可能性が世界の形を変えると。
良いお話です。

そして、今日の Keynote全体の紹介。Keynote内で誰が何を紹介するかと言う話がされました。


【Data-Oriented Technology Stack(DOTS)】

次は Data-Oriented Technology Stack(DOTS)の話。California から来星した Elizabeth Baumel (DOTS Software Engineer)と Aria Bonczek (BOTS Software Engineer)です。DOTS の開発者の2人が会話形式で説明をしていきます。
(彼女たちはこの前の週は Unite Tokyoで同じ話をしています。東京からそのままシンガポールに来たのでしょうね。)
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ハイパフォーマンスなマルチスレッドを実現するため Unityのコアとなる土台を再構築したものがDOTS。この DOTSには C# Job System、Burst Compiler、Entity Component System が含まれる。
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彼女たちは、まず DOTSコードを見せて、DOTSは簡単なコードで書けることを説明。(これが難しい説明でした。)
自動で Codeを作成してくれる、新規追加された [GenerateAuthoringComponent] 属性について。また、Entities.ForEach function の拡張について。
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そして、次に DOTSの Workflow について。DOTSがRuntimeのデータと、Editor上で設定しているデータの橋渡しをしてくれると。
デモでは、DOTSのサンプルネットワークゲームを2人でプレイ。プレイしながら、Editor上で変更を加え、それが直接マルチプレイヤーゲームに反映されてしまう。オブジェクトを追加したり、Shader Graphからシェーダを直接変更したり。PCでなくConsoleでも全てのどのタイプのデバイスにも反映できると。すごいですね。Data Oriented のなせる技ですね。


【Made with Unity (AR)】

Unite Tokyo で流された ARに関する Made with Unity の映像が流されました。このパートで流されたの以下の ARコンテンツです。

  • The Dead Must Die: A Magic Leap Encounter (Framestonstore)
  • H&Moschino ‘TV’ Mixed Reality Fashion Experience (Magic Leap: Warpin Media)
  • Miller Lite St. Patty’s AR (MillerCoors : Spark Foundry)
  • David Bowie Is (Planeta)
  • JFK Library Foundation (Digitas : Unit 9)
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  • HoloMaps (Taqtile), King County (Taqtile)
  • INFINITI OX50 World Premiere (Visionaries 777)
  • Volvo x Varjo XR-1: Pave the Way (Volvo : Varjo)
  • LEGO Hidden Side (LEGO Systems A/S)
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【おまけ ①】

今回の Unite Singapore の会場について。会場は昨年に引き続き、Sheraton Towers Singapore。場所は Newton と言う駅の近く。日本人駐在員もけっこう住んでいるエリアで、とても良い場所。
しかし、シティからは少しだけ離れており、観光客はあまり行かないエリアです。Unite Tokyo に比べたら規模も小さいので、あまり広い会場ではないです。
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2年前までは日本の方々にも有名な Marina Bay Sands で行われました。その時は会場も広くて、豪勢な感じでした。(当時の当ブログの記事は以下。)

Unite Singapore 2018:「Keynote」
Unite Singapore 2017:「Keynote」

基本、東南アジアでは Unite Singapore だけが行われますが、去年はタイやマレーシアでも行われ、Unite Singapore は1日だけの開催でした。今年はシンガポールだけ開催となり2日間に戻りましたが、規模は元には戻ってないような。。。

次回、つづきをお送りいたします。

Unite Singapore 2019:「Keynote」 Part 2


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