ずーとWindows ユーザで、Macをいっさい使ったことのない私。DOSの時代から含めれば30年近くMicrosoft派です。しかし、最近私のやっているUnityを使ったプログラミング教室。さすがにMacは分からん では済まないので、自分もとうとう。。。MacBook Airを購入!

そして、UnityでiOS版ビルドも始めましたので、その作業工程をこちらでシェアします。

Unity Basic_03

しかし、Windows でAndroid版ビルドよりいろいろめんどくさいですね。Xcodeの設定あたりでエラーもけっこう出るし。。
今回は私Mac超初心者が習得した Unityを使用してiOS版へのビルド・インストールする方法を解説いたします。

【使用環境】

 ・macOS 10.14
 ・Xcode 11.3
 ・Unity 2019.2


【作業の概要】

Unityを使用してiOS版アプリのビルドをする作業ステップです。Unityはインストール済みの前提です。
 1.Apple IDの作成(開発者登録)
 2.Xcodeのインストール
 3.Unityでの設定
 4.UnityでビルドしてXcodeプロジェクトを作成
 5.Xcodeでの設定
 6.XcodeからiPhoneへのインストール


【Apple IDの作成(開発者情報の入力)】

MacとiPhoneを既に使用しているユーザなら既に持っている方が多いと思いますが、もしまだもってない場合は Apple IDの作成が必要です。以下のAppleのサイトから作成ができます。

https://appleid.apple.com/

Unity Basic_04

また、App StoreからiOS用アプリをリリースする場合は開発者登録が必要です。これは、Googleの開発者登録よりかなり高額です。毎年約100ドルの費用がかかります。
しかし、実機でのテストでは開発者登録は必要ないので、ここでは開発者登録に関しての説明は省きます。
(この実機テスト用アプリは1週間ほどしか使えません。再度ビルドとインストールが必要となります。)


【Xcodeのインストール】

iOS用アプリ作成にはMacにXcodeと言うMac用開発環境が必要です。
まず、そのXcodeのインストールをします。
以下のApp Storeにログインをします。

https://www.apple.com/ios/app-store/

「Xcode」で検索してみます。そこからXcodeのページを開きます。
Unity Basic_05

XcodeをGET、INSTALLを行います。(けっこう時間がかかります。)
Unity Basic_06

インストール後、OpenをクリックするとXcodeが立ち上がります。
Unity Basic_07


【Unityでの設定】

Unityのメニューから「File > Build Settings... 」をクリック。
Unity Basic_08

Build Settings画面で「Add Open Scenes」をクリックして、作成したシーンをScenes In Buildに加えます。
また、PlatformでiOSを選択して、「Switch Platform」をクリックします。
Unity Basic_09

次に、「Player Settings...」をクリックして、Player Settings画面を開きます。
Unity Basic_10

Player Settingsの以下の項目を設定します。
Company Name:何でもOK
Product Name:何でもOK
Bundle Identifier:Company NameとProduct Nameを使用して作成
Unity Basic_11


【UnityでビルドしてXcodeプロジェクトを作成】

Build Settings画面の「Build」ボタンをクリックしてビルドを開始します。
Unity Basic_12

表示された保存フォルダとファイル名の確認スクリーンに入力をします。「Save」ボタンをクリック。
Unity Basic_13

ビルドが開始されます。ビルド終了後、Xcodeのプロジェクトが作成されています。
Unity Basic_14

作成されたXcodeのプロジェクトファイル(拡張子は「xcodeproj」)をダブルクリックしてXcodeを開きます。
Unity Basic_15

Unity Basic_16

 
ちょっと長くなりそうなので、ここでいったん切ります。
次回、MacでのiOS版アプリビルド法の続きと、エラーが出やすいXcodeの設定部分で今のところ私が見たエラーに関して説明をします。


Unityを使用したiOS版アプリのビルド法 Part.2


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