Unityで ARを簡単に実装できるフレームワーク Unity AR Foundation について、今まで各種機能を紹介してきました。
これらは全部 Androidにビルドして試しておりましたが、Unity AR Foundationの大きな特徴は Androidにも iOSにも対応した Multiplatform なところ。

今回は以前 Android版で紹介した単純な平面認識をして3Dオブジェクトを平面上に置くサンプルをそのまま iOSでビルドして実行させる紹介をします。
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その Android版で紹介は以下から確認ができます。
【Unity AR Foundation のサンプルを試してみた(SimpleAR)】
このサンプルの詳細は以前の記事をご確認ください。Androidでも iOSでも同じとなります。

また、他のAR Foundationの機能もいろいろ紹介していますので、こちらもどうぞ。

【Unity AR Foundation のサンプルを試してみた(FaceTracking)】
【Unity AR Foundation のサンプルを試してみた(ImageTracking)】


【iOSへのビルド】

Unity AR Foundationのサンプルの取得方法等、事前準備は Androidと同じですので以前の記事をご確認下さい。

Platformを iOSへ変更します。File > Build Settings… クリックで Build Settingsスクリーンを開きます。
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Platformで iOSを選択して「Switch Platform」をクリック
AR Image_007

そして「Player Settings」をクリックして、Player Settingsスクリーンを開きます。
AR Image_008

Player Settingsスクリーンでは、最低以下の部分は確認しておきましょう。

・Bundle Identifier: 適宜入力。
・Camera Usage Description: 文が入力されていることを確認。
・Target minimum iOS Version: 11.0以上を入力。
・Architectures: ARM64に。

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「Build」をクリックして、ファイル名を入力
AR Image_010

Unity上でのビルドが終了すると、そのフォルダが開きます。そこから xcodeprojファイルをダブルクリックで、Xcodeを起動
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Xcode上で Projectがオープンしました。Targetデバイスとして MacにUSB接続した iPhoneを選択
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左上の再生ボタンをクリックしてiPhoneにインストールを開始します。
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インストールが無事に終了すると、アプリが iPhone上で起動します。Android版と同じサンプルアプリが起動しました。
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【表示オブジェクトの変更】

サンプルプログラムの表示オブジェクトを変更したバージョンも iOSで試します。Android版で作ったプロジェクトをそのまま利用してます。作成の仕方は以前の記事をご覧ください。

Android版と同じものが簡単にiOS版に変更できました。
AR Image_004


今回のテストの感想として、前回の Android版のデバイスが当時既に型落ちのもので、今回の iPhoneは最高性能の物を使っています。やはり平面の認識力が相当違いますね。一瞬で広い範囲を認識してしまい驚きました。


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