前回 Google Cloud Platform の App Engineを初めて利用する初心者用に、初期登録から App Engineでの PHPサンプルを実行させる方法までを説明しました。

Google Cloud Platformの利用登録からApp EngineでPHPサンプル実行まで

今回は Google Cloud Platform での DBの使い方として、Cloud SQL for MySQL を紹介しようと思います。
初心者用で Google Cloudのガイドにある以下のクイックスタートの解説となります。
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https://cloud.google.com/sql/docs/mysql/quickstart?hl=ja

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<注意事項>Googleのページにも書いてありますが、SQL DBの使用なので課金が発生します。ご注意ください。無料トライアルの期間内であれば実質は無料ですが。


【作業概要 Part.1&Part.2】

 Part.1:Google Cloud Platform側の設定

  プロジェクトの作成
  プロジェクトの課金有効化確認
  インスタンスの作成


 Part.2:Cloud Shellでのデータベース操作

  Cloud Shellでインスタンスへ接続
  データベースの作成
  テーブルの作成
  データのアップロード
  データの確認



【プロジェクトの作成】

既存のプロジェクトを使用しても良いですが、テストするだけであれば課金される環境でもあるので、プロジェクト自体を簡単に削除できるよう新規に作成しておきます。

Google Cloud Platformのコンソールの上側のメニュー部分にあるプロジェクトの選択ボタンをクリックします。
すると、プロジェクトの一覧が表示されます。右上にある「NEW PROJECT」をクリック
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新しいプロジェクトの作成画面で「プロジェクト名」を入力して「作成」をクリックします。
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これで新しいプロジェクトが完成です。
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【プロジェクトの課金有効化確認】

プロジェクトに対して課金の有効化されている必要があります。まず現在有効化されているかを確認します。

Google Cloud Platform画面の左メニューから「お支払い」をクリックします。
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もし、有効化されていないと、以下のような右上に「有効化」ボタンが表示されます。この「有効化」ボタンをクリックすれば有効化できます。
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また、中央に「My Billing Account」と言うリストボックスがあります。そこを開くと「請求先アカウントを管理」がありますので、それをクリックすると、各プロジェクトの請求先アカウントが表示され確認ができます。
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【インスタンスの作成】

Google Cloud Platformのコンソールメニューから「SQL」をクリックします。
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もしCloud SQLインスタンスを一度も作成したことがなければ以下のようなポップアップがでますので、「インスタンスを作成」をクリックします。
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(既に作成したことがあれば、インスタンスのリストが表示されますので、上部の「インスタンスの作成」をクリック
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まずDBを選択します。ここではMySQLで解説しますので、「MySQLを選択」をクリックします。
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インスタンスの情報を入力します。「インスタンスID」「rootパスワード」を入力「ロケーション」は使用地域からより近いエリアを選択。あとは基本デフォルトでも構わないです。「作成」をクリックします。
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無事インスタンスが作成されると、インスタンスのリストが表示されます。
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今回は Google Cloud Platform側の設定までとします。次回は Cloud Shellでのデータベース操作部分を Googleのクイックスタートに沿って説明します。


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