Unite 2017 Europe が6月27、28、29日に開催されました。

前にも書きましたが Uniteは Unityに関する最大規模のイベントで各国で開催されます。

そして、Unite 2017 Tokyo は5月8,9日に開催されております。

このUnityはもともとデンマークで設立された会社なので、ヨーロッパでの開催は東京より華やかで大規模です。

まだまだ毎日昼休みに Unite 2017 Tokyoの公演動画を楽しんでいるのですが、Keynoteくらいはチェックしようと観てみました。

( Unite 2017 Europe: https://www.youtube.com/watch?v=-jZdMFPACpU

メインスピーカーは東京のKeynoteでも登壇したTechnical DirectorのLucas Meijer (ルーカス・メイヤー)です。東京ではアウェイ感が少し出ていましたが、やはり本場ではすごく盛り上げてくれますね。

で、彼の話のメイントピックはUnity新バージョン、Unity2017.1 のリリース。7月にとうとうリリースするそうです。


Keynote 120分のうち半分くらい、Mimimi からPS4、Xbox、PC版がリリースされている Shadow TacticsをMobile版に移植する際に Unity2017.1の新機能をフル活用した事例の紹介。

Timeline, Cinemachineなどを利用して開発プロセスを大幅に短縮できたと開発メンバがデモも含めて紹介しています。


後半には、Unity CTOであるJoachim Anteが登壇して、開発者がCodeをいかに最適化できるかを語ってくれています。

C# Job SystemによりマルチCPU/Coreアーキテクチャのメリットがフルに受けられることを説明しています。

Lucasの話に比べて、Joachimの話はむちゃくちゃ深い技術の話です。

(LucasとJoachimを見ていると、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックを思い出してしまうのは私だけでしょうか。)


そして、Lucasから、Unity2017.1の新機能として TimelineやCinemachine以外にも、Team Collaboration機能や、progressive lightmapper, 新しいparticle system、.NET4.6/C#6への対応等々(FBX import、2D Sprite Atlas、NVIDIA VR Works、Video Player for PS4、Universal Windows Platform、Asset Bundle Browser 等々)多くの新機能追加が紹介されました。

Unite 2017 Europ の各セッションも動画が公開されたら絶対観てみよう。


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