前回から Google Play対象API を API level 29あげろとGoogleから来たメールへの対応策を解説しています。


そこで Android Studioから API level 29をインストールして、Target API Levelを「API level 29」に変更しても以下のエラーがまだ出てくる場合があるようです。「Android SDK is missing required platform API:Required API level 29.」と。インストールしたのに。

Unity_Error_49

今回はこの対応策を解説していきます。

【エラー対応 ②:症状】

前回解説したように Android Studioから「Android API 29」をインストールしました。再度Android Studioの SDK Managerから確認してみます。確かにインストール済みです。

Unity_Error_60

しかし、ここでUnityの Target API Levelを API level 29にしてビルドを行うと、「Required API level 29.」のエラーが出ます。
Unity_Error_50

Unity_Error_43


【エラー対応 ②:解決法】

解決法の概要は、Android SDK Managerでインストールされた API level 29のフォルダを、Unity エディタ側の Android SDK Toolsのインストールフォルダにコピーします。

具体的には、まず、Unity Editor側の Android SDK Toolsのインストールフォルダを見てみます。
Unityエディタのメニュー Edit > Preferences... から Preferencesスクリーンを開きます。
Unity_Error_51

そして、Preferencesスクリーンの「External Tools」タブの「Android SDK Tools installed with Unity」の Pathを「Copy Path」ボタンをクリックしてコピーします。
Unity_Error_52

エクスプローラーからそのパスのフォルダを開きます
Unity_Error_53

そこの「platforms」フォルダを見ると。Android-29のフォルダはありません
Unity_Error_54

これがコピー先になります。

それではコピー元を見にいきます。
Android SDK Managerを開き「Android SDK Location」をコピーします。
Unity_Error_55

またエクスプローラーからそのパスのフォルダを開きます
Unity_Error_56

この「platforms」フォルダを見ると。Android-29のフォルダがあります
Unity_Error_57

このフォルダをまるごとコピーして、先ほどの Unity エディタ側の Android SDK Toolsのインストールフォルダにコピーします
Unity_Error_58

これでビルドを再度行ってみましょう。すると今回はエラーなくビルドが完了しました。
Unity_Error_59


これで以上となります。

今回の事象は はまる人が多そうですね。このタイミングに私のブログの Target APIが API level 28になった際の記事がかなり読まれているようなので急いで本記事を書きました。
当記事がみなさんのお役にたてれば幸いです。



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