自分の Twitterで以前から AppStoreでリリースされている ARアプリ をいくつもレビューと言うか紹介をしていました。
その Twitterで書いたものをまとめる形でブログ内でも紹介していこうかと思います。

今回は ARゲーム。自分はそもそも ARとゲーム、それぞれ専門でやっているので、それらが組み合わさったARゲームにはとても興味があります。

ARGame_02

今回は2つのARゲームを紹介します。ロイと魔法の森」「さかなつりランドです。

【ロイと魔法の森】
 (curiosity)
XRアプリやデジタルアトラクションの開発を行う curiosityと言う会社の ARゲームです。( https://www.curiosity-inc.jp/ )ARゲームのリリースはこれが初めてのようですね。
iOS, Android, MagicLeap に向けてリリース済みだそうです。プロローグ部分が無料となっています。


ファンタジー系アドベンチャーARゲームは難しい!

私見ですが、こう言うファンタジー系アドベンチャーゲームをARにするのはけっこう難しいと思います。

ARは現実を拡張しているわけであって、現実とバーチャルがミックスな状態となります。如何に現実をそのバーチャルの物語に絡めていくか。それがストーリーへの没入感につながります。
やはり現実空間にファンタジーの3Dモデルを出して強引にストーリーを進めて行っても、現実世界との親和性が得られず、ギャップを感じてしまいます。その違和感が「なぜAR?」と言う疑念になります。VRの方が良かったのではと。

まあ、VRのような外周の開発がいらなくなり楽になるかもしれませんが。しかしその分、周囲の状況とストーリーに関連性がないと単なるARで話題性を取ることを狙った試験的な作品な感じがしてしまいます。

本作に関しては私はプロローグしかやっていませんが、少し「なぜAR?」感もしました。プロローグなので、よくファンタジー系アドベンチャーの映画であるような自分の部屋なんかが異世界と繋がってそこから冒険が始まっていくようなスタート地点と言うことでしょうか。この先の話が気になりますね。




【さかなつりランド】
 (ENDROLL)

ARエンタメ全般を手掛ける ENDROLL( https://endroll.me/ )の ARゲームです。ENDROLLは ARゲームアプリ開発より、ARを用いた体験型エンターテインメントの提案・開発がメインの会社です。

以前ARリアル謎解きゲームの「渋谷パラレルパラドックス」、最近だとARゲームの「ガラパゴスの微振動」を手掛けてますよね。こちらの方が実際気になりますが。
そんな ENDROLLが今年の5月ころにリリースしたのが、この「さかなつりランド」。

現実世界の時間や場所と連動したARゲーム!

地面・床の認識をして、そこに釣り堀を表示。ARの釣り具を用いて魚を釣るわけです。

子供向けのゲームであり、デザイン・絵柄も小学生以下の子も楽しめそうな感じです。当然小さな子だけでも遊べる簡単操作です。釣れる魚を集めるコレクションの要素も含まれてます。

ARとしての特長として現実世界の時間や場所と連動しているところが良いですね。特に場所として床の色によって釣れる魚が変わると言うのは面白いアイデアですね


このコロナのタイミング、外で遊べない小さな子供達が家で楽しめるように開発されたようです。また時間との連動で朝にしか連れない魚なんかを含めることにより子供の生活リズム改善にも貢献しているところが良く考えられていますね。


こんな感じで ARゲームをまたどんどんレビュー・紹介していこうと思います。

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