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【目次】
第1章. Unityの基本を知って簡単なサンプルゲームを作ってみよう
第1.4章. 簡単サンプルゲームで使ったC#
1.4.3. 制御文:If 文
【制御文とは】
ここでは「制御文」を説明します。少し前にプログラムは変数と関数と制御文でできていると言いました。そうです、制御文はどんなプログラムを書くうえでもほぼ必須なものとなります。
(それはC#プログラミング言語に限らず、他の多くのプログラム言語にもあてはまります。)


このように重要な制御文なのですが、そんなに難しいものではありません。もう簡単サンプルプログラムでも制御文を何回か書いています。
では、この制御文とは何でしょう。基本的にプログラムとは上の行から下に処理が進んでいきます。しかし、それではあまりにも単純なプログラムしか書けません。全くゲームになりません。
例えばゲームであれば、あなたが右ボタンを押したらキャラクターは右に、左ボタンを押したら左に行く必要があります。要は状況によって、プログラムの流れや指示を変える必要があります。
それを行うのが制御文となります。制御文を使うことで、ある条件のときだけ ある処理を実行したり、繰り返し ある処理を実行したりすることができます。
今回は数ある制御文の中から、既に簡単サンプルプログラムで使用した制御文を取りあげます。「if」制御文です。

「もし(if)あなたが左ぼたんを押したら、キャラクターを左に1歩移動させる。」そんな指示に必要になるのが if制御文となります。英語のif(もし)と同じです。



【「if」制御文について】
「もし(if)あなたが左ぼたんを押したら、キャラクターを左に1歩移動させる。」そんな指示に必要になるのが if制御文となります。英語のif(もし)と同じです。
if文の書き方にはいくつかの種類があります。まず最も簡単なパターンが以下です。

これは、条件式に示した条件を満たした場合(条件が真の場合)には、{ } 内に書かれた処理を実行します。
条件式を満たさなかった場合(条件が偽の場合)には、{ } 内の処理は実行せずに次に進みます。

ここで、if文内で使っている条件式に関して。この条件式の式は比較演算子を使って書くことができます。比較演算子には以下の様なものがあります。
【比較演算子の種類】
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