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【目次】
第1章. Unityの基本を知って簡単なサンプルゲームを作ってみよう
第1.3章. 簡単サンプルゲームを作ってみよう
【練習問題】
① じゃんけんルーレットが止まるまでの時間をもっと長くしてみよう。
【ヒント】
じゃんけんルーレットの回り続ける時間は回転スピードに影響を受けます。そして、回転スピードに影響を与えるのは回転スピードの初期値と減速の割合です。
② 回転スピードの初期値は20度になっていますが、初期値をどんどん上げていくとどうなるか考えてみよう。
【ヒント】
この回転スピードは1フレームで画像が回転する角度のことです。回転スピードをあげていくと見た目はどんどん速くなっていきます。しかし、回転スピードが180度を超えると見た目はどうなるでしょうか。そして、360度を超えるとどうなるでしょうか。
③ 同じスクリプトを使っている左右のじゃんけんルーレットが、なぜ最後に違う角度で止まるか考えてみよう。
【ヒント】
キーが押されて初期値がセットされるあたりを中心に調べてみよう。なぜ左右のじゃんけんルーレットの角度が変わっているのか。
【回答】
① じゃんけんルーレットが止まるまでの時間をもっと長くしてみよう。
ヒントにもあった回転スピードの初期値と減速の割合を変えてみましょう。
回転スピードrotationAngleの初期値は「20」でしたので、値をそれより大きくします。
また、減速の割合は「0.999」なので、値をそれより小さくします。
② 回転スピードの初期値は20度になっていますが、初期値をどんどん上げていくとどうなるか考えてみよう。
回転スピードは1フレームで画像が回転する角度のことです。回転スピードをあげていくと見た目はどんどん速くなります。
回転スピードの初期値20度だと1フレームで20度時計回りに回転します。数字が大きくなるとその1フレームで回る角度が大きくなり回転が速くなるように見えます。しかし、例えば1フレームで270度(180度以上)時計回りに回転すると、見た目は逆方向に90度回転したように見えるでしょう。
また、1フレームの回転速度が360度を超えた450度回転すると、450-360=90度だけ回転したように見えるでしょう。
③ 同じスクリプトを使っている左右のじゃんけんルーレットが、なぜ最後に違う角度で止まるか考えてみよう。
Update関数内のroulette_Noが1と2に対するif文の最初に以下のような関数があります。
Rotateと言う関数は画像を回転させます。その回転させる角度をRandom.Rangeで指定しています。これはランダムな数字を指定した範囲(ここでは-180から180の間)の数字をランダムに生み出します。
よって、そのランダムな角度だけ最初にそれぞれの画像が回転するので左右のじゃんけんルーレットの止まる角度が変わります。
【次ページ】: 第1.4章. 簡単サンプルゲームで使ったC#
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