Unityで「ゲームオブジェクトに対してマウス操作」を行う場合、「Event Trigger」と言うコンポーネントで実現できます。
しかし、この Event Triggerはただ「Event Trigger」コンポーネントを追加すれば機能するわけではありません。
【Event Triggerとは】
Unityで「ゲームオブジェクトに対してマウス操作」を行う場合、この「Event Trigger」と言うコンポーネントを使います。
「ゲームオブジェクトに対してマウス操作」とは、例えば、ゲームオブジェクト上でマウスボタンを押したり、又は、ゲームオブジェクト上にマウスのポインタを移動させたりするような操作により、そのゲームオブジェクトにアクションをさせたいような場合に使用されます。
要は、この「Event Trigger」の機能にて、マウス操作により発生するイベントを探知してゲームオブジェクトへの処理を実行します。
Event Triggerコンポーネントには、以下のような多くの操作イベントに対して処理を設定することができます。

【Event Triggerの使用法 概要】
Event Triggerを使用するためには、Unityエディタ上で以下の 4つの設定を行う必要があります。
① ゲームオブジェクトにEvent Triggerコンポーネントの設定
② ゲームオブジェクトにColliderコンポーネントの設定
③ シーンにEvent Systemを追加
③ シーンにEvent Systemを追加
④ CameraにPhysics Raycasterコンポーネントを追加
これらの実際の設定法詳細は、後ほど解説します。
【Event Triggerがうまく機能しない場合】
Event Triggerは上記した Event Triggerのコンポーネントにだけ目が行きがちで、Event Triggerコンポーネントを追加・設定したけど機能しないということが発生します。
しかし、実はうまくいってしまうこともあります。ですので、逆にうまくいかない場合に混乱してしまいます。どういうことなのでしょうか。。。
上記①の「ゲームオブジェクトに Event Triggerコンポーネントの設定」だけで Event Triggerが動くと勘違いしてうまく動かないと言ことが初心者によくあります。
要は、解決策は②③④も行えば良いわけです。
上記の勘違いが起きてしまうのが、②の Colliderは Event Triggerとは関係なく当たり判定で使用していることも多く。また、③の Event Systemも UIオブジェクトを1つでも使用していれば自動で追加されています。
ですので、実質必要なことに気付かず、通常は Event Triggerを設定できてしまう。しかし、偶然、シーン上で最初に Event Triggerの設定をしようとした場合に動かないと言うことに遭遇してしまうわけです。
では、次回から上記した Event Triggerを使用するのに必要な4つの設定法を、順番に詳細解説していきます。
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