Unityで「ゲームオブジェクトに対してマウス操作」を行う場合、Event Triggerと言うコンポーネントで実現できます。
しかし、この Event Triggerはただ「Event Trigger」コンポーネントを追加すれば機能するわけではありません

前々回からこの Event Triggerの使い方・設定法を解説しています。


前回、以下の Event Triggerを使用するための4つの設定の ①を解説しました。今回は ②③の詳細を解説していきます。

① ゲームオブジェクトにEvent Triggerコンポーネントの設定
② ゲームオブジェクトにColliderコンポーネントの設定
③ シーンにEvent Systemを追加
④ CameraにPhysics Raycasterコンポーネントを追加



【②ゲームオブジェクトにColliderコンポーネントの設定】

次にゲームオブジェクトに Colliderコンポーネントを追加します。
(ここでは画像と形が合いませんが Box Colliderを使用します。もちろん、自分のゲームオブジェクトに合った Colliderコンポーネントを選んでください。)

Hirerachyビュー上で対象となるゲームオブジェクトを選択して、Inspectorビュー上の一番下にある「Add Component」ボタンをクリックします。
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表示されたコンポーネント(Component)の種類リストから「Physics 2D」をクリックし、「Box Collider 2D」をクリックします。
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Inspectorビューに Box Collider 2Dのコンポーネントが追加されました。
Colliderの大きさは自由に画像に合わせて下さい。他の設定はそのままでかまいません。
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【③シーンにEvent Systemを追加】

Event Systemとはユーザからの入力を各種UIオブジェクトに送る役割を担うゲームオブジェクトです。
(UIのゲームオブジェクトを事前に作成していると自動的に作られています。その場合は改めて作成する必要はありません。)

Hirerachyビュー上に Event Systemがない場合、追加をする必要があります。
Hierarchyビューの「+」ボタンをクリックすると各種オブジェクトの作成メニューが表示されます。
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メニューから「UI」をクリックし、「Event System」をクリックします。
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これで Hirerachyビュー上に「EventSystem」ゲームオブジェクトが追加されました。この設定は、そのままでかまいません。
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今回 Event Triggerを使用するのに必要な4つの設定法の ②③を解説しました。次回は ④を解説します。





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