前回、「Ah Boys To Men2」の話の前半を書いてみました。
http://lab7.blog.jp/archives/3050245.html

今回は後半の話を書いてみます。実際に私のシンガポール人の同僚に聞いた話なんかも含め。

<今回はいきなりネタバレです。>
ストーリ後半のシンガポール内のジャングルでの野外トレーニングにて。
この野外トレーニングは実際に訓練後半に行われる4日間の重要なトレーニングで私の周りのシンガポール人に聞いても、とてもハードなものだそうです。

映画では、ジャングルで主人公を含め若者達が夜中寝ている最中に上官達がこっそり近寄り、武器等の備品を奪っていきます。
警戒しながら寝ているかのチェックな訳ですが、上官たちもたいへんです。
若者達は上官に言われた武器を絶対守れを忠実に守り不審者の顔を蹴っ飛ばします。蹴っ飛ばされた上官は You well done としか言いようがありません。
次の朝、集合時に武器の一部を紛失しているものはこっぴどく叱られるわけです。

しかし、これを映画でやってしまうと、これから実際の訓練行く若者はみんな警戒するのでは。。。
しかし、今は上記の夜中の訓練はやっていないかもしれません。
映画内で訓練生の上官は、その上官にそんな訓練はやめろと言われます。
訓練生の上官はあのような訓練をしないで、どのように武器の重要性を学ぶのだと言います。
しかし、その上官は彼らの親からどれだけ不平を受けていると思うんだ。今は20、30年前とは違うんだと。
そして、その上官は訓練生の上官にも、もし私に不平があるなら、お前達のママに不平を言うように頼めと言って去っていきます。

やはり、今の平和な国での徴兵制はこんな感じなのでしょうね。
日本でも学校へのモンスターペアレントがいますが、シンガポールではこの徴兵制に関して軍へ不平を言うモンスターペアレントがものすごく怖いわけですね。

私の周りには今この基礎訓練に行ってきたばかりの若者はいないので、10年以上前に基礎訓練に参加したシンガポール人の同僚なんかに聞くと、自分のころには夜教官が武器を奪っていく訓練はあったとのこと。
だから夜は武器を抱いて寝ていたらしいです。
寝ているときに武器を取られてしまうと、次の外出休暇がとれなくなったらしい。
彼曰く、昔は親もそんなことで文句を言わなかったとのこと。
これに関して、最近は日本でも会社の新人の親が上司に文句を言ってくるなんて記事を読んだことがあるけど、国が違えど同じなんですね。

そして、訓練の最後に上官が訓練生の前で言います。
戦闘時は手紙などは間違った部隊に届けられたり、なくなったりする。我々の部隊に届いた手紙もなくなった。と言ってみんなに届いた親からの手紙を破り始めます。
自分の母親が送ってくれた手紙が読めなくなると思い訓練生たちは泣きながらそれを眺めています。
そして、上官はシンガポールが戦争になると、家族も恋人も死に会えなくなる。
だから今我々は訓練しているんだとしめくくりながら、安心しろ実はほんとの手紙はここにあると見せます。

これも、ここでやってしまうと、ほんとの訓練でできないのでは。。。。
まあ、映画的にはここでみんなが父親、母親からの手紙を読むシーンは感動シーンですね。
前作も含めて一番私が感動したのはこのシーンですね。

そして3カ月の基礎訓練の締めくくりが24Km行軍。
それぞれがこの厳しい訓練に耐え成長できたことを噛みしめながら歩きます。
そして基礎訓練が終わり、Boys が Men になり、やっと約2年の実際の National Service が始まるわけです。

最後に各主要メンバが海軍や空軍、陸軍とどこに配属されたかでてきます。
真面目になった主人公は軍のより上の学校であるSCS(Specialist Cadet School)に行き、良い成績を残し、Officerになるコースまで進んだと紹介してますね。
しかし、一番の悪友の方もリーダーシップが評価され、Officerになるコースに進んだと紹介されています。

かなり深い内容まで紹介してしまいましたが、シンガポールの徴兵制を理解するのにとても良い作品だと思います。
コメディとしてもとても面白い作品ですので、観るチャンスがある方はぜひご覧ください。