前回も紹介記事を書きましたが、いたのくまんぼう さん(通称 和尚)の第2弾 Unity初心者本「Unity の寺子屋 定番 スマホゲーム開発入門」の紹介を書きたいと思います。
http://lab7.blog.jp/archives/3187255.html

まず、前回も書きましたが、本書は最初に少し Unity基礎、その後8割ほどのスペースをかけサンプルアプリの説明がされています。
(本書自体には Unity、C# 基礎説明がほとんどないですが、和尚の前作「Unity ではじめる C#」のUnity、C# 基礎説明パートが PDFファイルにて提供されていますので、初心者の方も問題なしです。)

Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門
いたのくまんぼう
エムディエヌコーポレーション(MdN)
2017-08-16

そして、本書の最後の1章が和尚のお得意で、特に力をいれられている個人ゲームアプリの販売戦略に関して書かれています。Uniteでも話をされていましたね。
(ここでは個人ゲームアプリ開発に特化した話となります。トレンド分析やプロモーション手法も個人ゲームアプリ開発者に焦点をあてた内容となります。)
そこで、まず、和尚は「知らないゲームは存在してないのと同じ」と説きます。すごく衝撃的だが、まさにその通りな言葉です。
そして、多くの人に知ってもらうための個人開発者ができるプロモーション手法をまず解説されています。
次に、個人開発者が収益を最大化するためとして、収益化の仕組みや手法を説明。
最後にはゲームジャンルごとの具体的な収益最大化手法まで詳しく、彼独自の分析結果と共に解説されています。
この章も他の書籍にはない分野の話で、面白いですね。

さて、私は子供に対するプログラム教育にも興味があるのですが、子供に対するプログラム教育面でも和尚の Unity初心者本はうまく使えばとても良く機能すると思うのです。
ここでの子供の定義を中学生から高校生になりたてあたりまでとした場合、子供のプログラミング初心者にとっていきなり和尚本は難しく適してはいないかと思います。
しかし、他の子供用初心者本(例えば「Unityではじめる おもしろプログラミング入門」 http://lab7.blog.jp/archives/2811931.html )などを経由したり、またはプログラム教室や大人に基礎部分を教わったあとには、和尚本は子供にとって とても適したものではないでしょうか。

少しプログラムが分かってきたら 和尚がセレクトした これらのサンプルプログラムを写経でよいのでトライしてみるのが子供にはとても良い方法だと思います。
子供達にはこんな本格的なゲームアプリが自分にも作れるんだと言う体験がとても重要かと思います。
前作も含め、くまんぼうさんの書籍のサンプルはとても洗練されており、もう少し作りこめばすぐにリリースまでできるような本格派です。
教育面では、分かりやすく網羅的に各技術をカバーすると言う意味も重要ですが、この書籍では流行のゲームジャンルを網羅すると言う形でサンプルが考えられています。
子供たちの興味を引き付け、やる気を出させるために、この様な本格的な体験こそが必要かと思います。

写経したプログラムを少しずつ自分のアイデアで変えていく際に、順番にその関連するあたりから説明を熟読して理解をしていくのです。
放置ゲームの時間をもう少しテンポよくしたいな、どうすればよいのだろう?
サンプルコードにもしっかり分かりやすく説明がついてます。そこからこれがこう言う意味があるんだと 理解していくわけですね。
このような子供に本格的なプログラミング体験をさせてあげる際のサンプルテキストとして、本書はとても価値ある書籍かと思います。

と言うことで、例によって、全てのサンプルプログラムを作りあげてみました。
Book_Tera3_01

Book_Tera3_03

本書のサンプルは何度も言ってますが、完成度が高いのでそのまま説明に沿って作っただけです。
プログラミング教育に使えるかと言う意味でも、そのまま説明どおりに作ってみました。
説明も分かりやすいので、とても簡単に作ることができました。

ところで、和尚のブログを確認すると以下のように言っています。
和尚のブログ
>そして、実はこの和尚本第二弾で解説しているサンプルゲームに関してちょっとした事を企てています。
>今月中には発表できるかと思いますので、それまでは書籍をみてサンプルゲーム作りに挑戦してお待ちください!

全部作ってみましたが、何があるのだろうか???

また、本書著者 いたのくまんぼう さんの著書としては、「UnityではじめるC# 基礎編」があります。
そちらの紹介は以下にありますので、そちらもぜひご覧ください。
本紹介「UnityではじめるC# 基礎編」