前回シンガポール映画の「The Lion Men」の概要に関して書きました。
今回はその内容をネタばれありで書きたいと思います。
( 前回の内容:http://blog.lab7.biz/archives/3785658.html


(これは、本映画のMV。「Ah Boys To Men」でもMVを作ってましたね。)
<ここからネタばれありなのでお気をつけください。>

本作の内容ですが、ライオンダンスのプロフェッショナル集団に所属する若者たちがライオンダンスのCompetition での優勝を目指すスポコンお笑い映画と言うような感じです。

Wang Weiliang 演じる主人公 Mikey の所属するライオンダンスグループは昔ながらの団長が運営しており、若い団員たちは共にその団の施設内で寝泊りしてライオンダンスの稽古に励んでいます。
仕事の依頼がくると、現場に行きライオンダンスのパフォーマンスを行っているわけです。
暇なときは、若者たちで遊びに出かけたり、他のバイトをしたりして生活をしています。
きっと、実際のライオンダンスのプロフェッショナル集団もこのような感じなのだと思います。

その主人公の所属する団の兄貴分である Tosh Zhang 演じる Shishen が団の中で主にライオンダンスを演じるトップダンサー。彼はシンガポール内で行われる Competitionで3年も優勝に輝いたことのある実力。
しかし、彼は先進的な考えの持ち主で、ライオンダンスに Hip Hopダンスを取り入れた新しいダンスを創作したいと考えています。
しかし、昔ながらの考えを持っている団長とは意見が合いません。団長は俺たちは先祖代々受け継いでいるスタイルを演じているんだ。それを壊すわけにはいかないんだと考えています。
Shishen は団長にライオンダンスの全てを習い Competitionでチャンピオンになることができた。団長のことは当然尊敬している。しかし、とうとう団長から、その考えを変えられないなら出て行けと言われてしまいます。そして弟分の主人公たちに止められるも一人出て行ってしまいます。

その Shishen、セントーサでのバイト中に知り合った Hip Hopダンサーの女の子、既に Shishen の彼女となってますが、その彼女と新しいタイプのライオンダンスパフォーマンスグループを作り、活動を始めます。
ちなみに、その彼女は団長の娘と言う複雑な状況で、話をおもしろくしてくれるわけです。また、主人公の Mikey も その団長の娘に片想いしているんですね。

Shishen のグループはデザインツールなどを駆使して衣装やライオンのデザインをして、Hip Hopのダンスを組み合わせた 新しいスタイリッシュなライオンダンスを創作していきます。
この新しいスタイルのライオンダンスは、その先進性からファンも増え、メディアにも取り上げられ、仕事の依頼もどんどん舞い込みます。

この兄貴が抜けたあと、団に残った主人公たちは仕事の依頼が減る中、ライオンダンスの Competitionで1位になることにかけ猛特訓をはじめます。
このような Competitionでは、会社のOfficeに来て披露するようなライオンダンスと違い たくさん立てた高いポールの上を舞いながら披露すると言う高レベルなダンスを行います。

しかし、大きな問題点が1つ。主人公 Mikey は高所恐怖症なのです。
彼はあこがれの団長の娘に会った際 聞きます。兄貴のどんなところが好きなのかと。彼女は言います。彼も高い場所を克服するため、あきらめないですごい猛特訓をしている。その成功するためにすごくがんばる姿が好きだと。
それを聞いて主人公も高いポールでの練習の猛特訓をはじめ、そして最後には、ハイレベルな技を習得して Competition に臨みます。

そして、Competition 当日、他のグループも兄貴達のようなニュースタイルを取り入れて演技を披露します。しかし、Shishen のポール上での大技はより他を圧倒しています。

そして、昔スタイルのまま挑む主人公 Mikey達、団のメンバー。
彼らは猛特訓した成果を披露します。審査員も観客も大満足な大技をも決めていきます。
そして、Competitionの結果はいかに・・・

と言うようなところまでが、第一部の本作となります。
Competition の結果やその後の話が第二部の次回作となります。そちらも既に上映済みですので、そのうち書こうかと思います。

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