今回は Blender での 法線(Normals)の設定に関してです。
私もこの法線絡みで何度も苦労しました。

実際、問題が起きるときは 色が何となくおかしい、テクスチャがうまく表示されない等の状況が、通常の作業をしていて、いつのまにか発生してしまいます。
HP等の通常のやり方の説明には 異常な状況例が書かれていないので、自分に起きた問題状態の原因が法線であると言うところまで行きつくのに何度も時間をかけてしまいました。

今回は自分の失敗例をいくつか出して、どのような状況が法線に絡む問題なのかを説明しようかと思います。

まず、以下の画像。(既に法線(水色の線)を表示させていますが、)右下の黒い部分に注目して下さい。
Normal_03
全体に同じ色の肌色を塗ってあるのですが、右下の部分だけ色が黒ずんでいます。
この状況が法線がからむ問題状況です。
これは、この部分だけ面が裏側になっており、色の異常が発生しています。

この画面上の水色の線は、外側に向かって伸びる面に対して垂直な線、法線(Normals)です。
その黒い部分だけ水色の線がありません。

そのあたりの面を非表示にして、内側を見てみると、内側に法線が伸び、内側が無駄にきれいに色が塗られています。
Normal_04

このような状況は、マニュアルで面貼り、コピーなんかをしていると いつのまにか発生しています。

この確認方法として、水色の線(法線)を表示すると良いのですが、その方法は、Propaties 画面(Nキー)にある Normals の部分を以下の様に選択すると水色の線が表示されます。
(Size が法線の長さです。)
Normal_02

次に、このおかしな状況になってしまった法線を正しくする方法ですが、それはとても簡単。
対象のメッシュを選択して、Tool Shelf(Tキー)にある Recalculate ボタンを押すだけで法線の再計算を自動で行ってくれます。
Normal_07_04

結果、この例では以下の様に全体がきれいに均一の色で表示されるようになりました。
Normal_06

ちょっと長くなってきましたので、次の失敗例は次回にまわします。

法線(Normals)に関わる失敗例 Part2

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