3月19日から3月23日にサンフランシスコにて GDC(Game Developers Conference)が開催されました。
GDCは毎年開催される世界最大のゲーム開発者会議です。
参加者が世界最大なだけでなく、みなここで多くの最新技術、最新ゲームを披露してくるので、内容面でも世界一・世界最先端のゲーム開発者イベントとなります。

毎年サンフランシスコで開催され、参加したくても簡単には参加できません。
Global Game Jam の際に知り合った何人かのシンガポール人ゲーム関係者が、現地まで行って参加していたようです。
私も一度は参加してみたい。。。

そして、そこでは Unity も当然セッションをいくつも開いているようで、その Keynote が3月19日に行われ、そのLive中継がされました。
現在はその録画が Youtube で見ることができます。

(GDC Unity Keynote)
私は生中継では見られなかったのですが、録画を見ている最中です。ほんと楽しいです。
この1時間40分のビデオを、隙間時間で見ていますが、まとめて見る時間がとれず、まだ最後まで見ていません。(単なる1時間40分だけでなく、紹介記事のため メモとかも書きながら見るので時間がかかります。。。)

その紹介レポートを書くにしても、最後まで見てから書いていては最初の方を忘れそうなので、細切れで書いていきます。
全部で何本のレポートになるかわかりませんが、本日は第1回目の最初の20分くらいを紹介します。(たった20分。。。)

John Riccitiello】
まず、最初のプレゼンタは、Unity の CEO、John Riccitiello 。
いつもの Unity の Keynote の通り、最初は Unity の Philosophy として、「Democratize Development」「Solve Hard Problems」「Enable Success」 を紹介。
そして、いつも通り数字の紹介。例えば、50%の new mobile game は Unity で作られているとか。

で、彼のプレゼンで面白いネタだなと思ったのが、Linkedin's 2017 US Emerging Jobs Report の紹介。
1位:Machine Learning Engineer、2位:Data Scientist。うん、これは納得。
トップ10までに、Full Stack Engineer, Big Data Devloper, Brand Partner などなど今話題の仕事が並んでいます。
そして、7位に、Unity Developer と言うものがあったそうです。
トップ10の中で、唯一企業の名前が付いた職業が出てきました。
現在、Unity開発者と言う職業が すごく人気があることがわかります。
そして、最後にリリースされる Unity2018 の注目点を紹介。
Machine Learning, Next Level Rendering, Performance が注目すべきところとのこと。

Isabelle Riva】
次のプレゼンタは、Head of Made with Unity の Isabelle Riva 。
彼女は「Universal GameDev Challenge」と言う企画を紹介。
(本件の詳細や申し込みは以下から。
https://connect.unity.com/challenges/universal
この企画は、UNIVESAL との共催で、UNIVESAL の作品である Back to the Future™, Jaws™, Battlestar Galactica™, DreamWorks Voltron Legendary Defender™ and Turok™ を用いてPCゲームのゲームデザインのアイデアを競い合うと言うもの。
優勝者には250000ドルだそうです。

Danny Lange】
そして、次のプレゼンタは、VP of AI and Machine Learning の Danny Lange 。
Democratize machine learning として、MLを Unity でとても簡単にゲームに取り込むことができると強調しておりました。
そこで、Unity ML-Agents の Imitation Learning と言うものを紹介。
これは、リアルタイムでの Training ができ、リアルタイムに学習結果がゲームに反映されるというもの。
そのデモとして、レーシングゲームを出してました。
左右に、人間操作と、AI操作のマシンを表示させたレーシングゲーム。
ゲームスタートした瞬間は、AIはひどい操作技術。しかし、たった25秒でけっこうましに。そして、5分でかなり上達した操作技術となっていました。

また、Unity LiveTune と言うものも紹介。
これは、世界中で使われているスマートフォンは現在多くの機種があるため、Performance の良いものもあれば、悪いものもある。
そんな中、どう自分のゲームの Performance を最適化するかについてのソリューションとなると。
Unity LiveTune は、リアルタイムで各デバイスに合わせて最適化をしてくれると言うものらしいです。

今回の紹介は、これぐらいにしておきます。
まだまだ本Keynote の序盤なので、まだまだ続きますよ。

Unity Keynote in GDC2018 Part2

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