今回紹介する本は、角田和将さんの「速読日本一が教える すごい読書術」。
タイトルからも分かるように速読に関する自己啓発本です。

もともと速読には興味はありましたが、日本一である角田さんのことは失礼ながら知りませんでした。
この本を読んだきっかけは、以前このブログでも紹介した 岡田兵吾さんの「すべての仕事を3分で終わらせる」の出版イベントがシンガポールであり、そこに参加したときにあります。
本紹介「すべての仕事を3分で終わらせる」

そのイベントが同時期に出版された角田さんの本書の出版イベントも兼ねており、角田さんが わざわざシンガポールまで来られて公演を行っておりました。
そこで角田さんと話す機会があり、興味を持ち、読んでみたと言う いきさつです。



まず、彼は速読日本一です。速読ができます だけでなく、日本一。かなりすごそう。
直接話をした際 気になって聞いたことが、今は速読日本一で 本も何冊も出し、講演をしたり、人に教えたりしているわけですが、速読を始める前はどうだったのか。
彼の話によると、速読はまったくできない、私と同じ普通のシステムエンジニアだったと。
そして、いろいろ必要に迫られて 速読を練習し始めたら 数か月後にはコツをつかみ、速読ができるようになったと。そして今では日本一までなってしまったとのこと。
速読って、かなり特別なスキルのような気がしますが、彼と話していると普通に本を読む方法の1つのような気がしてきます。

そして、本書の内容ですが、本書はよくある速読ができるようになるための練習法を紹介した本と言う訳ではありません。
速読を基本とする彼の考える読書術の紹介となります。
(そちらが必要であれば速読日本一の彼が作った、トレーニング用の本があるそうです。下にリンクを貼っておきます。)

まず、大人の読書で重要なことは早く情報を取り出すことであると。
(きっと小説や詩なんかを楽しんで読む場合は含んでいないかと思いますが。)
1回読んで覚えられるわけはないし、理解できない場合もあることを念頭に、まず全体を見渡す。
要は1冊を3時間で読むよりも、1冊を1時間で3回は見るつもりでいれば結果的に記憶に残る量も増えます。
ここで必要となるのが、早く読む癖をつけると言うこと。
本を読む際 通常だと読み切った時にしっかり内容を覚えていないと読んだ時間の無駄だったような気がしますが、覚えるよりまずは早く読み切ってしまうことを意識した方が良いらしい。
私もよくやってしまいますが、部分的に読み返さずに読む。この一点に集中すること。考える余裕もないくらい速く読むべき。
これは彼が速読をできるようになる際に得た コツの1つでしょう。

また、こうも彼は言っております。社会人の読書は「文章の内容を覚える」ことではなく、「自己成長につながる行動イメージをつかむキッカケを得る」ことが目的だと。
よし この本は読み切ったと言うような「自己満足」でなく、「自己成長」を優先するべき。
正に私もこの「自己満足」が実質 目的になっているかもしれません。
本を買うと、それを読まないのはもったいないので、読みましたフラグを立てるために読んでいるような。。。

あと、速読力を鍛える方法として、インプットした情報を「必死に」引っ張り出して思い出す力を鍛えるのが有効だと。
必死に思い出そうとすることによって、速く読んでいた中で目にした文章から記憶を引き出す力を鍛えられるらしい。
最低でも1分間、できれば5分間以上粘って何かしら思い出すように。
これも彼が得たコツの1つでしょうね。

そして、私の一番面白いと思ったことは、本の価値を最大化する読書術の紹介について。
例えば、自分だけで考えても気づけない重要ポイントに気づくキッカケを得られる「シェアリング読書術」。また、読むだけでなくブログなどに書き出すまでが読書と心がける「アクション読書術」。
既に良く知られているものもありますが、いろいろな読書の方法や活用法に名前を付けて整理されているのは興味深かったです。他にもいろいろな読書術が紹介されています。

このように、先に書きましたが、本書は速読をする人がトレーニングのために読む本ではなく、タイトルにもあるように読書術として速読をメインに広く読書の効果や方法が説明されているわけです。

次に速読が実際にできるようになろうと言う方には、速読のトレーニング自体の本を読むのが良いのでしょう。
以下に彼の書いたトレーニング法書籍のリンクを貼っておきます。